丁寧に暮らすことは一工夫、一手間かけること。「HARVA LEHTO(ハルバレヒト)」が生みだすプロダクトデザイン。

2018.3.1
HARVALEHITO店内

2017年2月に大須1丁目にオープン。オリジナル家具を中心としたプロダクトの製造 ・ 販売を行うインテリアショップ「HARVA LEHTO(ハルバレヒト)」。今回はディレクター・兼デザイナーの岡田さんにお話を伺ってきました。

 

 

国内生産にこだわった家具

 

国内生産 家具


約1年前にオープンした「HARVA LEHTO」。まず最初に岡田さんの経歴、立ち上げの経緯を伺いました。

 

岡田さん:「HARVA LEHTOを立ち上げる前は、インテリア商社で約10年ほど、家具・インテリア全般の商品デザイン・開発やカタログ製作・商品撮影等を手がけていました。

 

普段店舗にはいないのですが、外部に個人工房を構えている木工職人のメンバーがいて、デザイナー+職人という体制でやらせていただいています。母体となる株式会社桜屋には、自社木工工場が稲沢にあるのですが、そちらは公共施設向けの造作家具などを得意としているため、一部のコントラクトや物件案件等は自社工場を使い、HARVA LEHTOの製品自体はすべて外部の工場、職人と協力して製作を行っています。」

 

自分たちの暮らしの中から生まれたサイズ感。

 

一輪挿し
たまたまお客さんとして来店された真鍮作家さんとの出会いから生まれた一輪挿し ※FUNNEL budbase ショート¥4300+TAX ロング¥4600+TAX

 

HARVALEHITO
淡水魚をモチーフにしたクルーザーデッキ。RIPARIAN cruiser deck¥14,500+tax〜

 

HARVALEHITOコーヒー
左 LEHTO birdcall ¥2,300+TAX 中 LEHTO coffee measer spoon¥2,300+TAX 右 TURIONdrip stand/¥14,500+tax


HARVA LEHTOの商品はソファやダイニングセット等の大型家具から雑貨まで多岐に渡ります。

 

岡田さん:「家具だけでなく、暮らしの道具、遊び道具等、何でもやっていきたいと思っています。ただし、無理にオリジナル商品とは考えていませんので、ショールーム・ショップではセレクト品も置いています。自分たちの暮らしや日常の中から生まれる必要に応じた、デザイン、機能、サイズ感を大切にしながら、じっくりオリジナルアイテムを増やしていきたいと思っています。」

 

 

便利さだけに惑わされない、シンプルで心地いい暮らしの提案

 

フラワーベース

店名はフィンランド語で「まばらな木立」を意味しています。

 

”適度な距離、余白を保ちながら、曖昧な輪郭と静謐な佇まいの中に、個々がしっかりと根を張り、枝葉を増やし、幹を太く高く穏やかに変化、成長していく、そんな木立のように、優しく静かに暮らしに寄り添っていけるような存在でありたい”


という想いを込めています。そんな想いから、HARVA LEHTOが手がける製品には随所に余白が残されています。

 

岡田さん:「家具も道具なので、実際に使用したときに機能するデザインである。ということを一番大事にしています。また、ユーザーさんがそれぞれの環境やライフスタイルの中で、思い思いに工夫して使えるような余地を残したいと思っていますので、意図的に余白を意識して設計・デザインをしています。」

 

国内生産にこだわった家具

 

岡田さん:「さまざまな場面で、”丁寧な暮らし”という言葉を聞かれると思うんですが、その言葉を自分たちなりに解釈しました。僕たちが考える”丁寧な暮らし”は、便利すぎるのとは違うんじゃないかと思ったんです。

 

少し不便であればこそ、考え、工夫して一手間かける。そうしたことが、”丁寧な暮らし”につながるんじゃないかと思います。もちろん家具自体が不便すぎてはいけません。必要最低限の機能はしっかりと果たした上で、過剰な便利さや機能性だけではなく、ユーザーさんが何気なく使用している中で、ふと思いついて一手間、一工夫してもらう。そうしていくことで、その人だけの+αな機能や心地よさなんかが生まれるような、そんな余地や余白をもったものをつくっていきたいと思います。」

 


国内生産
TIER sofa 2setater/¥245,000+tax〜


岡田さん:「お店で接客する際も、必要以上に説明をし過ぎないように気をつけています。お客様が思い思いに想像してくれたり、「これって、あんな感じや、こうも使えそうじゃない?」って、考えてくれたりするということは、ただその物を見ているのではなく、使う場面や場所を想像しながら見ていただけるということですから、とてもありがたいです。

 

それでさらに、その方のお部屋や暮らしに合いそうだと思っていただけたなら本当にうれしいことです。もし、そうやって選んでいただけたのなら、お店やカタログの他の商品も、「これってもしかしてって」って細かく見直していただけたり、もともと身の回りにある他の道具なども、作り手の意図や形状の意味などを今までより意識していただけたりしないかと。そうなれば、より愛着が湧いて大事に使ってもらえる。そういうことが日常になっていくと、それが丁寧な暮らしになっていくんじゃないかな?と思います。」

 

あくまでも普通の家具をつくること

 

ハルバレヒト 家具
家具は材種、ザイズ、デザイン、すべてセミオーダーからフルオーダーまで対応可能。STATIC dining table L¥155,000+tax〜


HARVA LEHTOでは、あくまでも普通の家具であることを意識してデザインされているそう。

 

岡田さん:「家具をデザインするときに根底にあるものとしては、普通の家具だねと言われたいんです。普通のテーブル、普通の椅子だねって。椅子といえば、誰もが描けるようなアイコン的なシンプルなシルエット。こんなところをこれだけこだわりましたっていうのが極力見えない、説明する必要がないシンプルなもの。どこにでもありそうなただの箱に見えるとか、外見はそうしたいなって思っています。」

 

HARVALEHITO店内


岡田さん:「あとは、ぱっと見では分からない細部も、手を抜かずにできるだけ丁寧に仕上げるように心がけています。そういった部分もきちんと作り込んでいくことで、誰に見ていただいたとしても好き嫌い関係なく真面目な家具だなと思っていただけるようにやっていきたいと思っています。」

 

おすすめ商品の紹介

 

店内の様子
家具は基本的に受注生産ですが、雑貨、一部の家具は店頭にてその場で購入可能です。


ここからは、ハウスデザインズのスタッフ目線で気になった商品をいくつかご紹介いたします。

 

鳥と会話が楽しめるバードコール

 

HARVALEHITOバードコール
LEHTO bird call/¥2,300+tax

 

バードコール

 

職人さんが一つひとつ手作りしているバードコール。キュッキュと回すと本物の鳥の鳴き声のような音がします。実際に外で鳴らすと小鳥たちが集まってきますよ。木の種類によって音が異なるもの面白く、お子さまのプレゼントにも最適です。

 

細部にまでこだわったソファー

 

HARVALEHITO家具
カラーバリエーションも豊富。TIER sofa/¥245,000+tax〜

 

余白のあるデザイン
個人的には肘掛の部分にはマグカップや携帯を置いたりなどができるので便利だなと感じました。

 

HARVA LEHTOを代表するこちらのソファーは、シンプルながらも細部のディテールにこだわった一品。見た目のよさだけでなく、細部にさりげなく日常の動作を考慮した使いやすさを施しています。

 

オーダー家具
STATIC dining table/¥135,000+tax〜


手頃なサイズのダイニングチェア。1人暮らしや2人暮らしですと、このくらいのサイズ感がとてもうれしいですよね。シンプルなので、どんな空間にも美しく溶け込みます。

 

可変性抜群のおかもち

 

おかもち
すべて別売り。FLIP frame/¥8,000+tax,PLANK box/¥8,000+tax,PLANK tray/¥6,000+tax


こちらのおかもちは、デザインの美しさだけでなく可変性も抜群です。通常ですと、このように持つのが一般的ですが、持ち手を逆さにしてトレイだけを置けば……。

 

プロダクト製品


ちょっとしたデスクに早変わり!

 

プロダクト製品


その下にボックスを置けば、収納棚のような感覚でもお使いいただけます。ご家族でピクニックに行かれる際も、これさえ一つあれば、おかもちにも机、収納ケースにもなりますよね。

 

ブックラック
FOLIO magazine hammock¥23,000+tax〜

 

ブックラック

 

マガジンラックの上にトレイを置くことも可能。本を読みながら、その上にコーヒーやお菓子を置くことができますよね。このように、店内の商品にはさまざまな役割を持たせています。

 

「これとこれを合わせたら、これにも使えるかな?」なんて考え、工夫すること。これこそが、余白の楽しみ方なのだと思います。

 

HARVALEHITO

 

HARVA LEHTOが提案するインテリアは、不要なものを最大限削り落とした上で余白を残しています。私たちは、いつも必要なものは何だろうかとプラスすることを選択してしまいがちですが、必要なものだけを残していくことで、より一層空間やインテリアを美しく引き立たせることができるのだと感じました。

 

今後の活躍が益々楽しみなお店です。ぜひ訪れてみてくださいね。

 

【HARVA LEHTO(ハルバレヒト)】
住所    :愛知県名古屋市中区 大須1丁目2-14 1F  MAP
電話番号  :052-212-7242
営業時間  :12:00~19:00
定休日   :日曜、月曜
web             :http://harva-lehto.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/harva_lehto/
facebook  :https://www.facebook.com/HARVALEHTO/?fref=ts