日本の手仕事ものづくりが大集合!「作り手」「伝え手」「使い手」をつなぐ『ててて見本市』

2018.2.21
ててて見本市

去る2018年2月7日〜9日に「ててて見本市2018」が、東京の青山で開催されました。“中量生産・手作業”をコンセプトに掲げ、地域の特性や手仕事の背景をも伝える製品の数々が出揃いました。

 

全国各地で小規模なものづくりを行う「作り手」と、バイヤーやメディアなどの「伝え手」の橋渡しの場となる展示会です。そして「伝え手」から、消費者である「使い手」とつながっていく。「ててて見本市」という名前には、そんな3つの「手」がつながるという想いが込められています。第7回目となる今年は、100組の作り手が集まりました。その中でも今回はライフスタイルに関わるお店を何店舗かピックアップしてご紹介したいと思います。

 

moily

 

moilyの池宮さん
moilyの池宮さん。moilyのはじまりは池宮さんが2009年にカンボジアを訪れたことから始まります。


カンボジアの美しい天然素材を使用したカゴ雑貨や、トレイ、カゴバッグなどを製造販売している『moily』。カンボジアで採れる「ラペア」という素材を使用し、一つひとつ現地の人による手編みで作られています。

 

学生の頃、バックパッカーとして計16カ国を旅していた池宮さん。「貧困から抜け出すには、自らお金を生み出さなければ」とカンボジアの女性の仕事をつくりたいと、カゴづくりをはじめました。手触りが良く、耐久性も高いカゴ雑貨は、人気を集めています。4月には岐阜県にお店がオープンする予定とのこと。お楽しみに!

 

moilyのカゴカンボジアと、ベトナムの一部でしか採ることのできない素材「ラペア」は藤の一種。無塗装だからこその、1本1本の絶妙な色の違いや、美しい艶、なめらかな手ざわりが特徴です。

 

moily簡単そうに見えて、とても作るのが難しいという鍋敷き。moilyの職人さんでも、一人の方のみがつくれるという貴重なカゴです。

 

【moily】
https://www.moily-bk.com/
岐阜県不破郡垂井町敷原173(カフェ結の敷地内に2018年4月6日にOPEN)

▼オンラインショップはこちら
https://moily.shop-pro.jp/

 

3RD CERAMICS

 

3RD CERAMICS3RD CERAMICS代表の花山さん


「気づきのある暮らしを送る人へ」をテーマに多治見で陶磁器のデザイン・生産・販売を行う、『3RD CERAMICS』。花山さんと2人の作り手さんの、3名でつくられているブランドです。オリジナル製品だけでなく、オーダー製作も行い、「作品」ではなく「製品」として暮らしに寄り添うデザインが特徴。個人の作家ではなく、大きなメーカーでもない「中量生産」という“第3の陶芸”のあり方を目指されているそう。

 

黒泥のカップやお皿
黒泥のカップやお皿は、黒泥(こくでい)土に白濁した古染(こそめ)と呼ばれる釉薬(ゆうやく)を掛けてあります。マットな質感と独特な釉ムラが特長。

 

ランプシェードゆるやかなウェーブが優しい印象を与えてくれるランプシェード。

 

急須丸みのある低いボディに直線的なラインがポイントの急須。注ぐ際に安定しやすいよう握りやすい少し太めの形状の取っ手になっています。

 

MPマグ日常使いしやすい、MPマグ。

 

【3RD CERAMICS】
住所    :岐阜県多治見市虎渓町2-16
定休日   :不定
お問い合わせ:info@3rd-ceramics.com
http://3rd-ceramics.com

 

FLASKA

 

球根専用円錐型ポット球根専用円錐型ポット。根の観察ができるのも水耕栽培の楽しみの一つです。


1点1点ハンドメイドで製作される、マウスブローのガラスウエアブランド『FLASKA』。あらゆる製品が流通しているにも関わらず、それでも気に入ったものが手に入らないという作家自身のジレンマからスタートしたブランド。どのアイテムも、ガラスなのにどこか温かみを感じる優しいデザインです。

 

BALLOON COLOR SERIES冬でも身近に置きたくなるようなガラスシリーズ「BALLOON COLOR SERIES」

 

RIKAGAKU実験には使えない、でもランダムなペイントで愛おしい個性持った理化学ガラス「RIKAGAKU」

 

【FLASKA】
https://www.flaskaglass.com/
https://www.instagram.com/flaska_glass/

 

woodpecker

 

woodpecker
woodpecker代表の福井さん。木工が盛んな岐阜県出身。ご実家は3代続く木地師を営んでいます。


岐阜県本巣郡で、無垢材のまな板を中心に各種キッチン用品を製造販売している『woodpecker』。「木と一緒に暮らす」をテーマに、それぞれの木の特性を生かし、まな板、カッティングボード、木のお皿などを製作しています。厳選した木材を使用し、1枚板から商品に適した部分だけを削り出し、1つ1つ丁寧につくられています。

 

無垢材のまな板インテリアショップやライフスタイルショップなど、全国150店以上で取り扱いされています。

 

いちょうの木のまな板看板商品である「いちょうの木のまな板」をはじめ、全てのアイテムが職人さんの手によって、一つひとつ作られています。

 

【woodpecker】
http://www.hello-woodpecker.com/index.html

▼オンラインショップはこちら
http://store.hello-woodpecker.com/

 

aiyu

 

陶磁器・磁器のお店『aiyu』


長崎県波佐見町にある波佐見焼の陶磁器・磁器のお店『aiyu』。明治30年(1897年)から現在まで、波佐見町皿山郷に根を張り事業を営んでいます。波佐見焼をセレクトして紹介する一方、オリジナル商品も多く取り扱っています。誰でも使いやすい優しいかたちと、食卓のコーディネートに馴染みやすいデザインが特徴。今回の展示会では、若手作家として注目されている「Pebble Ceramic Design Studio」の石原亮太氏とのコラボアイテムが紹介されていました。

 

bird e-マグbird e-マグ ¥ 2,000(税別)

 

leaf ミディープレートleaf ミディープレート ¥ 2,000(税別)

 

tile ネストtile ネスト ¥ 1,200(税別)

 

【aiyu】
住所  :長崎県東彼杵郡波佐見町皿山郷380
電話番号:0956-85-2600
http://aiyu-hasami.com/
(商品はホームページからも購入が可能です)

 

建彦木工

 

建彦木工


栃木県足利市の昭栄家具センターから生まれた木工ブランド『建彦木工』。明治25年から現代の四代目まで、木工製品を製造しています。長きにわたる家具づくりで培った「組む、彫る、接ぐ、削る」などの木の加工技術を活かした繊細な木工製品が揃います。小箱、カッティングボード、写真立てなど、どの商品も滑らかな手触りが印象的でした。

 

桜の弁当箱
「桜の弁当箱」息子さんに木のお弁当箱をカッコよく使って欲しいという想いから誕生したそう。一枚の桜の木をくりぬいて作られています。継ぎ目がないので、丈夫です。

 

オーガニックコットンとシャーレ「オーガニックコットンとシャーレ」思い出の品、結婚指輪、乳歯入れなど、大切なものを入れてみてはいかがでしょうか。アクセサリー入れなど、普段使いとしても。

 

組む箱「組む箱」木材を「組む」技術を利用した箱。ども樹種やサイズを選んでもパズルのように組み重ねられます。

 

【建彦木工】
住所  :栃木県足利市通5-3212 (ショールーム)
電話番号:0284-21-2757
営業日 :木曜日・金曜日のみ営業 ※その他の曜日は予約制
http://www.tatehiko.jp/
(商品はホームページからも購入が可能です)

 

YOUBI

 

YOUBI
アートディレクターの山口さん


人口約1,600人、森林率95%の岡山県西粟倉村の山の上にある、家具や暮らしの道具を作っているお店『YOUBI』。今ある「ヒノキ」を使うことで、森がキレイになり、暮らしに循環していく。そんな「やがて風景になるものづくり」をテーマに、無垢の素材、伝統的な木組みの技術を活かしたものづくりをされています。ショールーム「ようびの日用品店」は、ヒノキの家具をじっくりと見て、触れて、味わって欲しいという想いから、一日3組限定の予約制となっています。

 

ホタルスツール「ホタルスツール」 ¥ 75,600 クッションの色やデザインと、スツール本体の色の組み合わせを楽しむことができます。

 

ホタルスツールクッションは外すことができます。

 

ホタルスツールテーブルとしても使うことができます。とても軽いので、持ち運びも楽チンです。

 

【YOUBI】
住所  :岡山県英田郡西粟倉村坂根43
電話番号:0868-75-3223
http://youbi.me/

【ようびの日用品店(完全予約制 ショールーム)】
住所 :岡山県英田郡西粟倉村 ※詳細住所はご予約時に教えてもらえます
定休日:木曜日、不定休

▼オンラインショップはこちら
http://youbiloved.thebase.in/

 

eNproduct

 

eNproduct


『あらたな価値を創る場』をコンセプトにした、 Asano Geijutsu inc オリジナルのプロダクトブランド。 Asano Geijutsu incは、「建築設計を軸に衣食住の新たな価値を創造し生活をより豊かに」をビジョンに、商空間、住空間を手がける設計事務所です。生活にまつわる“コト”を中心に、手触り感を大切にし、経年変化によって生まれる 風合いが“場”と馴染んでいくメイドインジャパン・プロダクトです。

 

coffee drippercoffee dripper ¥2,700-(税抜)日用の美を追求した「コーヒードリッパー」。サーバーはもちろん、普段使っているマグカップにも直接のせてコーヒーを淹れられます。

 

flower vaseflower vase オーク ¥2,700-・(税抜)〜 曲線美を意識し、木目の美しい表情を楽しめるフラワーベース。上下を逆にすることにより、イメージが変わります。

 

POT STANDPOT STAND ※2018年3月中旬発売予定 日用の美を追求した「鍋敷き」。ロクロ加工した木製パーツ2本で構成されています。

 

【eNproduct】
http://enproduct.jp/

▼オンラインショップはこちら
https://enproduct.stores.jp/

 

ヤマノテ

 

ヤマノテ


ヤマノテは熊本県・山鹿(やまが)にある小さなお店。山鹿には、和傘、団扇(うちわ)、竹工芸などさまざまな手仕事のつくり手が生活しています。地元で作られた〈手のもの〉と、旅先で出会った心惹かれる手仕事の品を扱っています。既製品や量産品にはない伝統やこだわりが感じられる商品ばかりです。

 

TouRou「TouRou」各¥14,000+税 和紙工芸から生まれたインテリアモビール。和紙のやわらかな色と風合いは、和室にも、洋室にも馴染みます。

 

かぐわし「かぐわし」各¥4,600+税 和紙工芸が香る アロマディフューザー。佐賀から届いたオイルが波佐見焼(長崎)の器に注がれ、山鹿灯籠の和紙が吸い上げて香る、オール九州生まれのアロマディフューザーです。

 

和紙の原料和紙の原料

 

【ヤマノテ】
http://yamaga-yamanote.com/

 

アトリエヨクト

 

「アトリエヨクト」を営む古川潤さんと佐藤柚香さんご夫婦で「アトリエヨクト」を営む古川潤さんと佐藤柚香さん


山梨県北杜市白州にアトリエを構え、家具デザイン・設計を営む『アトリエヨクト』。「つかう人がそれぞれの使い方を見つける楽しみ=工夫する余白のあるデザイン」をキーワードに、自由にアレンジや持ち運びができ、永く使い続けられる家具や道具をデザインしています。

 

OKAMOCHI
「OKAMOCHI」使う人それぞれの使い方でその存在が変わる「オカモチ」を現代風にアレンジ。持ち上げたときの軽さには、本当に驚きました。これならどこでもヒョイっと持ち運びができます。

 

PATTAN-stool

PATTAN-stool「PATTAN-stool」折り畳んで手提げのように運べて、しまえるスツール。パッタンと広げればどこでも座る場所に。平らな座面はちょっとした台としても使えます。来客時にも便利。

 

【アトリエヨクト】
山梨県北杜市白州町横手757-1 ※ショールーム来場の際は事前にメールにて予約が必要
https://www.a-yocto.jp/

 

TOKIIRO

 

多肉植物TOKIIRO


多肉植物に特化したアレンジを提案する千葉県浦安の『TOKIIRO』。グリーンデザイン、ガーデンデザイン、ワークショップ開催など多岐にわたる活動を通じて、多肉植物の魅力を発信しています。「生きる、生かす、育てる」をコンセプトに、時の経過とともに進化するストーリーを加えるのが特徴。今回の展示会では、多肉植物を屋内で育てるためのLEDフレームが紹介されていました。

 

TOKIIROの多肉植物
本来多肉植物は、屋外で育てるのがベストだそう。どこでも育ちやすいと思われがちな多肉 植物ですが、失敗の原因のほとんどは、室内で育てているからとのこと。

 

TOKIIROの多肉植物TOKIIROの多肉植物はどれも生き生きとしているのが印象的でした。

 

『多肉植物生活のすすめ』『多肉植物生活のすすめ』という書籍も出版されています。

 

【TOKIIRO】
住所  :千葉県浦安市東野 2-5-29
電話番号:047 704 8483
http://www.tokiiro.com/

▼オンラインショップはこちらから
https://tokiirowebshop.com/

 

ててて見本市

 

今回は11つのブランド、店舗をご紹介させていただきましたが、ててて見本市では、ここでは書ききれないくらいのたくさんのブースが出展されていました。作り手の方がものづくりへのこだわりや、誕生の背景などを生き生きと話される姿が印象的でした。

 

2011年に立ち上げ、わずか20組の出店者から始まった「ててて見本市」。7年間を経て、北海道から沖縄まで全国各地から100組が出展する規模まで成長しました。今回の展示会を通じて、日本には素晴らしい手仕事がたくさんある、まだまだ知らないすてきなものがたくさんあると感じました。

 

ててて見本市
http://tetete.jp/
https://www.facebook.com/tetetecommittee/